NHKマイルカップ

NHKマイルカップ回顧 シュネルマイスター、ソングラインの将来性は?

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皐月賞 8番人気2着 タイトルホルダー
桜花賞 8番人気3着 ファインルージュ
中山牝馬S 7番人気1着 ランブリングアレー
オーシャンS 6番人気3着 ビアンフェ
阪急杯 10番人気2着 ミッキーブリランテ
フェブラリーS 8番人気3着 ワンダーリーデル
共同通信杯 7番人気2着 ヴィクティファルス
日経新春杯 7番人気1着 ショウリュウイクゾ

 

NHKマイルカップ回顧 3歳世代は低調の可能性あり]

過去のレースの時計を見るに、前半800mと後半800mの時計が同じくらいであればミドルペースとなるが、2021年は後半800mよりも前半800mの方が1秒ほど時計が速かった。

そのため、2021年のNHKマイルカップはハイペースで前崩れのレースとみられている。

しかし、ペースは上がっていたレースにおいても逃げ先行馬が結果を残しえるレースで、2019年のアドマイヤマーズ、2016年メジャーエンブレムなどはそれに該当する。

2021年 シュネルマイスター 1.31.6  前半45.3 後半46.3

2020年 ラウダシオン 1.32.5  前半46.0 後半46.5

2019年 アドマイヤマーズ 1.32.4  前半45.8 後半46.6

2018年 ケイアイノーテック 1.32.8  前半46.3 後半46.5

2017年 アエロリット 1.32.3  前半46.1 後半46.2

2016年 メジャーエンブレム 1.32.8  前半46.0 後半46.8

2015年 クラリティスカイ 1.33.5  前半47.2 後半46.3

2014年 ミッキーアイル 1.33.2  前半46.6 後半46.6

2013年 マイネルホウオオウ 1.32.7  前半46.1 後半46.6

2012年 カレンブラックヒル 1.34.5  前半47.3 後半47.2

2019年、2016年などは前半800mの時計が後半800mよりも1秒近く速いハイペースで、馬場状態の面からも決め手が生きる展開であった。

その中で2019年はアドマイヤマーズが先行して厳しいペースに抗って勝利しその後もG1で活躍。

2016年は速い流れの中を逃げたメジャーエンブレムが勝利しているが、離脱がなければその後もマイルG1で活躍した可能性は非常に高い。

2021年は3番手を追走したグレナディアガーズが掲示板で入った馬の中で最も前でレースをしていたが、2着と0秒5差の3着という結果。

アドマイヤマーズやメジャーエンブレムといったレベルの馬であれば勝ち負けをしていた。

レース前に、実績馬の馬体や重賞を複数勝っている馬がいない点などから想定したように、やはりそこまで出走馬のレベルが高いレースではなかった。

シュネルマイスター、ソングラインの上位2頭に関しては3着以下に0秒5差をつけた内容は素直に評価はできるが、それほどレベルが高いメンバーが相手でなかったことからも、馬体の面からも、古馬相手にG1で通用しえると断言はできない。

勝ったシュネルマイスターは1600mで2戦2勝。2000mの弥生賞では2着に敗れていたが、1勝クラスで2着に0秒5差をつける高いパフォーマンスを見せていた。いかにもマイラーという体型で今後も1600mをつかわれていくはず。ただ、今回は出走馬のレベルが高くなく、完成度もそれなりに高い点から能力の上積みがあるか微妙で古馬G1で通用しえるか微妙な面はある。

2着ソングラインは桜花賞時よりも出来が上向いていたが、このレースでは完勝した紅梅Sのように前でレースが出来て持ち味が生きる結果になり好走。距離は1400mの方が合い、先行してある程度ペースも上がったが、スタミナが要求されない時計の速い馬場も追い風になった。

3着グレナディアガーズは先行して速い流れとなったが、時計の速い馬場を考えるとそこまで厳しい展開ではなかった。やはり能力的に抜けたまでのものはなく連を外す結果に。

ホウオウアマゾン、ルークズネスト、ピクシーナイトといった前でレースをした馬はペースが緩んでいれば、もう少し際どいレースになっていた可能性はある。

出走馬のレベルが高くなく能力差が小さい点から、ペースによって全く結果が変わるレースであったと言える。

逃げ先行馬が多かった点から極端に速い流れもあると考えたが、スタートでハナを主張すると思われたバスラットレオンに落馬があり、まともにレースに参加していればもっとペースが上がっていた可能性もあった。

本命に抜擢した13番人気ヴェイルネヴュラはペースが上がっていたとしても厳しかっただろう。

しかし、15番人気で5着に入ったロードマックスは状態のよさや能力的に底を見せていない点、素質などから自信の穴馬に推したが、もう少し速い流れとなっていれば3着以内は堅かった。

結果として有利不利のない条件となり、その点が比較的堅い結果へ結びつくレースとなった。

最後に少し気になった点を記しておきたいが、現3歳牡馬の世代のレベルは低調の可能性がある。その点が起因して3冠馬が生まれる背景となりえるかもしれない。

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