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2重賞回顧 秋華賞で輝く馬は?

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[重賞回顧]

○ ローズS

前日は重馬場で行われ時計のかかる馬場であったが、当日は良馬場まで回復していた。前日は馬場の悪化、当日もスローペースのレースが多かったため時計は参考とならない。

過去のローズSの時計を見ると、前半800mは例年47秒0近辺で推移することが多く、レース時計は1分46秒台が水準となる。

2017年は46秒4とまずまず速いペースで推移したこともあり、1分45秒5という比較的速い時計で決着。

2015年、2010年と同じ水準のペースと時計で、当日馬場が回復したため、降雨の影響はそれほどなかったよう。

8番人気で勝利したラビットランは1600mまでしか実績がなく、前々走までダートをつかわれていたが、決め手が生きる流れが追い風に。馬体写真がないため、適性や能力に関しては現状で何とも言えない。

2着カワキタエンカは、決め手が要求されるレースで逃げて2着と好走しており、ペースが落ち着いていないことからも、勝ち馬よりも内容のあるレースをしている。

3着リスグラシューは人気上位の馬の中で最も割引材料が少なかったため軸とした。上位2頭がレースをつかわれていることを考えると悲観する内容ではない。

人気を裏切った馬も今後巻き返す可能性は十分ある。

1番人気で6着に終わったファンディーナは能力最上位で印をまわしたが、休み明けの影響を感じさせたため軸は避けた。上積みの余地は十分ある。

2番人気7着モズカッチャンは想定したとおり体重も増えていた。近走結果を残していたが、レース内容は芳しくなく、その点からも評価を割り引いた。

4番人気9着の桜花賞馬レーヌミノルは馬体を見る限り休み明けの影響はなかったが、プラス6キロと体重も増えていなかった。想定したとおり距離が響いたものと思われる。秋華賞へ出走するのであれば内回りコースでペースが落ち着けば。

5番人気4着ミリッサは筋肉量が増した方がいい。しかし、直線で外へ持ち出すのに手間取ったことが響いた。しまいはゴール直前で鋭く伸びており不気味な存在。

人気馬に死角があり波乱になると考え、本命に抜擢した11番人気メイズオブオナーは直線で行き場がなかったが、しまいそれほど伸びておらず、まともでも厳しかったか。

今回の結論としては実績上位の馬にマイナス材料が多く、レース前にもその点を想定して馬券を組み立てたが、やはり人気馬がこけたことが最大のポイントとなった。そのため、上位にきた馬をそのまま高評価にするのは早計と言える。

出走馬のレベルであるが、2017年はソウルスターリング、アドマイヤミヤビの回避もありそこまで高くない。また、ソウルスターリングに関してもそこまで過剰な評価は避けるべきように感じる。

それらの点や世代レベルを加味し、層の厚さを優先して近年の出走馬のレベルに順位をつけると下記のよう。

2012年(ジェンティルドンナ)
2016年(シンハライト)
2015年(タッチングスピーチ)
2011年(ホエールキャプチャ)
2013年(デニムアンドルビー)
2017年(ラビットラン)
2010年(アニメイトバイオ)
2014年(ヌーヴォレコルト)

今回はレーヌミノルとモズカッチャンを馬券の対象から外し、ファンディーナをワイドから外したが、上位2頭に関してはいずれもデビュー前を含めて馬体写真がなく、情報が乏しく拾うことが出来なかった。

状態を確認することが出来ない馬も多かったため、翌年以降はそこが課題となるが、デビュー前の馬体写真などが増えてきているため、そこに希望を持ちたい。

○ セントライト記念

前日は馬場が悪化しており参考外。芝1800mで行われた9R白井特別・1000万条件はやや重で1分48秒3、12R3歳以上500万条件は良馬場まで回復し1分48秒7という時計。

ともに前半1000m62秒台で推移し、かなりペースが落ち着いていたため、そこまで遅い時計ではなく馬場状態は決して悪くなかった。

近年のセントライト記念のレース時計や前半800mと後半800mの時計をみると、前半800mは47秒台が水準となる。

2017年は前半800m48秒9というやや遅いペースで推移したが、後半800mは46秒0というやや速い時計。

馬場状態による時計の遅さではなく、前半800mの遅さと後半800mの速さから、かなりペースが落ち着いていたことが分かる。

勝ったミッキースワローは京都新聞杯時から馬体を見る限り重賞で通用してもおかしくないとお伝えしたが、デビュー前の馬体を見返すと今回よりもそちらの方が能力を感じさせる。状態がそれほどよく見えなかったが、ひとたたきされていたことを考えると、もう少し高い評価とするべきであった。

2着に終わったアルアインは最後勝ち馬に差される形となったが、ペースが落ち着いていたことと、それほど降雨の影響がなかったことなどを考えると、やはり距離が微妙に長かった。

3着サトノクロニクルは中山がそれほど合わないと考え、評価を割り引いて押さえまでとした。

4番人気9着クリンチャーは状態がよくなく馬券の対象から外したが、休み明けの影響が大きかった。

5番人気7着サーレンブラントは中山に変わってパフォーマンスを落とすと考えたため馬券の対象から外したが、条件変わりで巻き返す可能性はある。

層の厚さを優先して出走馬のレベルをつけると下記のよう。

2015年(キタサンブラック)
2014年(イスラボニータ)
2011年(フェイトフルウォー)
2016年(ディーマジェスティ)
2012年(フェノーメノ)
2017年(ミッキースワロー)
2010年(クォークスター)
2013年(ユールシンギング)

それほど層が厚いレースではなかったが、人気上位と人気下位の実力差が大きかった。

くわえて、馬場が回復し、ペースが落ち着いたが、実力上位の馬が前でレースをしたためガチガチの結果になった。これらの点が今年のレースのポイントであった。

ローズSほど危険な人気馬がおらず、上位3頭も消すことが出来なかった。

本命に推したクレッシェンドラヴは前でレースが出来ず、馬場の回復も痛かった。それ以外の人気薄の推奨馬に関しても同様に出る幕がなかった。

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