秋華賞はダイワスカーレット鞍上の安藤勝己騎手の好騎乗につきる。
前半1000mは59秒2という時計は例年の時計と比較すると速くもなく、遅くもない時計。
その次の1ハロンで13秒6に落としたのだが、ペースを落としながらあえて4コーナーの前で強引とも思える仕掛けをみせた。
これが名手アンカツの真骨頂といえる点。
並みのジョッキーであればあそこで、ペースを落ち着かせたアドバンテージを生かすために仕掛けを遅らせていた。
しかし兄ダイワメジャーにも騎乗し、持続力で勝負するタイプであるダイワスカーレットの持ち味を完全に掴んでいる安藤騎手は、早目に仕掛けてその持ち味を生かし、そしてそれが京都内回りのコースにもフィットするという計算もあっただろう。
4コーナー手前で仕掛けを遅らせ、瞬発力勝負になっていたらウオッカの末脚の餌食になっていた可能性もあり、馬のレース適性と名騎乗が勝因といえる。
一方、連にすら絡めず3着に敗れたウオッカは対照的に消極的といえる騎乗であった。
レース後に四位騎手が「今後の事も考えて、後ろから競馬をした。」というコメントを残したが、トライアルであれば試乗に関しても理解は出来る。
しかしG1の舞台でそういった雑念があれば勝利は難しく、また勝利したダイワスカーレットを舐めすぎといえる。
次走でも有力だが、それ以上に買いたいのは上がり3ハロン32秒9という脚をみせたベッラレイア。
やはり直線の長いコースの方が合う馬で、エリザベス女王杯の方がレースの適性は高い。
人気も落ちている可能性があり、状態次第で狙ってみたい。
◎ ウオッカ 50%15%10%25%
○ ベッラレイア 15%25%25%35%
▲ ダイワスカーレット 10%20%30%40%
△ ピンクカメオ 10%15%20%55%
△ アルコセニョーラ 5%10%10%75%
△ ミンティエアー 5%10%10%75%
△ レインダンス 5%10%10%75%
△ ローブデコルテ 5%10%10%75%
☆ ハロースピード 5%10%10%75%
馬連は◎○の1点、3連単はウオッカの1着固定で上記の馬を2、3着、人気薄同士の組み合わせは薄めというかたちで推奨したが、ドボン。
ウオッカがきていれば、回収率は大したことはないがスプリンターズSに続き3連単をゲットであっただけに残念。