近年、馬場のよさを生かしてサンデー産駒が活躍していると先日お伝えした。このレースにおいて、馬券をとる為には、このトレンドの分析は最も重要な事かもしれない。
馬場がいい場合、先行するサンデー産駒が実績を挙げている。これはペースが落ち着いた場合においてはより信頼できるだろう。
しかしペースが上がる、もしくは３コーナーから急激に上がる場合においてはまた別の結果が出てくる可能性も高いだろう。
このペースが落ち着く場合と上がる場合、２つの状況に分けて馬券を買う必要があると私は考える。
まずはペースが落ち着く場合。この場合はやはり先行馬、そしてサンデー産駒が有利になるだろう。
ダイワメジャー、コスモバルク、スウィフトカレント、アドマイヤメイン、トーセンシャナオーなど。この場合、逆に後ろで競馬をするディープインパクトにとっては逆風になるだろう。
そしてペースが上がる場合、この場合はスタミナを生かせる馬。以前、実績をあげていたステイヤータイプの馬や、持続力のあるタイプが台頭してくるだろう。
ポップロック、デルタブルース、トウショウナイト、メイショウサムソンなどで、追い込んでくるディープインパクトの信頼度も上がるだろう。
その場合スイープトウショウも押さえたい。イメージとしては昨年の宝塚記念である。
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明日はレース直前にパドックでの馬体と気配などを「パドックリポート」で、レース終了後に「今後来る馬来ない馬」をブログ更新予定。
［編集後記］
私が初めて有馬記念の馬券を買ったのは、トウカイテイオーが１年ぶりの出走で見事に勝利を飾った年だった。
まだ競馬の事が何も分からず、ミーハーな感覚でビワハヤヒデを応援していた自分には、トウカイテイオーの激走がどれだけ感動的な事なのか、露ほども分からなかった。
しかし、今の自分が１３年前のあのレースを見ても、きっと感動する事はないだろう。
人は何かを手に入れると何かを失う。それは人生の真理だろう。私は馬券を的中させるため、客観性を手に入れた代わりにロマンを失った。
明日２４日、クリスマスイブに行われる有馬記念。
未だ競馬へ純粋なまなざしを送っている人たちに、感動と同時に的中も味わってもらえれば、その役に立てたのなら、これに勝る喜びはない。
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