今回は阪神カップ出走馬の前走出走したレースのポイントをお届けします。
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朝日杯FSで調教の内容がよかった馬もそちらに掲載。
○ マイルCS エーシンフォワード 1.31.8
近年の前半800m後半800mの時計をみると下記のとおり。
例年前半800mが46秒台であるいはそれよりも速い時計で推移するが、2009年は47秒2とペースが緩み逃げたマイネルファルケが2着に残る形に。
今年はそれとは対照的に前半800mが45秒3という非常に速い流れで、後方から競馬をする馬に有利な流れとなった。
2010年 エーシンフォワード 1.31.8 前半45.3 後半46.5
2009年 カンパニー 1.33.2 前半47.2 後半46.0
2008年 ブルーメンブラット 1.32.6 前半46.3 後半46.3
2007年 ダイワメジャー 1.32.7 前半46.4 後半46.3
2006年 ダイワメジャー 1.32.7 前半46.0 後半46.7
2005年 ハットトリック 1.32.1 前半45.7 後半46.4
2004年 デュランダル 1.33.0 前半46.6 後半46.4
勝ったエーシンフォワードは内を突き、早めにスパートをかけることによって、内を突いたアドヴァンテージがレース適性で劣る部分を補ったが、勝つにはこれしかないという騎乗であった。
配信でお伝えしたとおり馬の出来もよく展開次第ではあったが、並み居る外国人騎手を向こうに回しながらのこの勝利は称賛されるべきもので騎手の手腕と言っても過言ではない。
テン乗りの外国人騎手に対して、岩田騎手が同馬に乗って安田記念で逃げる競馬を、そして高松宮記念では逆に差す競馬をしているが、その経験によってうまく馬の特性をつかみ、それが今回の騎乗に結びついた部分もあるはず。
また、サプレザが出遅れ、ダノンヨーヨーのスタートもいまひとつであったことも追い風となったが、スタートが五分であれば、また違う結果になっていたと思われる。
出遅れたことなどを考えるとよく走っているが、馬連の対象としたダノンヨーヨーと穴馬に推したゴールスキーなどはレースの適性から高い評価とした。
キンシャサノキセキは道中気性の難しさをややみせた点が大敗の要因。
ジョーカプチーノはこの流れであれば大敗もしようがなく、自身でつくりだしたペースとはいえ、オウケンサクラなどとともに厳しいレースとなった。
4番人気トゥザグローリーは状態が非常によかったもののここではレースの適性が劣るため馬券の対象から外した。
ダノンヨーヨーに関しては状態と完成度の面でどれだけ上昇をしてくるかがポイントとなるが、ゴールスキーに関しては苦手とする条件がある可能性もある。
○ スワンS マルカフェニックス 1.21.0
過去5年の時計、前半800m後半800mのラップタイムをみると下記のよう。
2004年、2005年、2007年では前半800mよりも後半800mの時計の方がかかっており、タフなレースとなっている。
2010年 マルカフェニックス 1.21.0 前半46.3 後半46.4
2009年 キンシャサノキセキ 1.20.3 前半46.1 後半45.6
2008年 マイネルレーニア 1.19.9 前半45.4 後半45.6
2007年(稍重) スーパーホーネット 1.20.7 前半45.2 後半47.0
2006年 プリサイスマシーン1.20.3 前半45.8 後半45.8
2005年(重) コスモサンビーム 1.21.5 前半45.6 後半47.2
2004年 タマモホットプレイ 1.21.9 前半45.9 後半47.6
今年も前半800mが46秒3、後半800mが46秒4と、わずかではあるが前半よりも後半の方が時計はかかっている。
今回、降雨の影響により馬場状態が悪化しており、1番人気グランプリエンゼル、4番人気ヘッドライナーは、調教の動きもさして目立ったものではなかったこともあるため評価を割り引いた。
差しが利く馬場状態からも、今回のレースに関しては参考外として扱うことが出来、次走以降状態が上昇している場合は狙う価値がある。
グランプリエンゼル、ヘッドライナーの両馬とも平坦コースの芝1200mがベストの条件で、今年は中京の開催がないため、京都や小倉の該当する条件で狙ってみたい。
アーバニティはレース後鞍上も認めるように、4コーナーで挟まれて位置取りを下げるレースとなり、スムーズであれば2着争いにくわわることはできていた。
そのアーバニティを4コーナーの進路をブロックして直線で鋭い伸びをみせたマルカフェニックスは調教の動きがよかったが、むしろ差しが利く馬場もプラス材料であった。
上位2頭はともに調教の動きがよかったが、穴馬に推したショウナンアルバは、やや時計がかかりながらも、跳びが大きいため良馬場まで回復したことは理想的であった。
プラス38キロの馬体重ながら3着に粘ったジョーカプチーノには正直驚きであったが、たたかれた上積みと2走ボケ両方の懸念がある。
ただ、NHKマイルカップ時は調教の動きをA評価として穴馬に推したが、調教の動きがよくなってくるようであれば、狙ってみたい1頭。
1番人気に推されたエーシンフォワードはマイナス8キロという馬体重であったものの、冬場と同じ水準でさして問題はなかったと思われるが、調教の動きがさして目立ったものではなかったため、変わっているようであれば。
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○ 富士S ダノンヨーヨー 1.32.8
近年のレース時計、前半800mと後半800mの時計、ラップタイム。
2010年 ダノンヨーヨー 1.32.8 前半46.8 後半46.0
2009年 アブソリュート 1.33.3 前半46.4 後半46.9
2008年 サイレントプライド 1.32.7 前半46.1 後半46.6
2007年 マイネルシーガル 1.33.1 前半46.4 後半46.9
2006年 キネティクス 1.32.8 前半46.6 後半46.2
2005年 ウインラディウス 1.32.9 前半46.6 後半46.3
2004年 アドマイヤマックス 1.33.2 前半46.5 後半46.7
セイクリッドバレーは調教の動きが夏場の方がよく、上昇してくる可能性があり、距離が延びていいかもしれない。
ショウワモダンも同じく中距離馬で、59キロも影響したと思われる。
スピリタスは休み明けでたたかれてよくなるロベルト系ということもあり、まだ良くなる余地を残していると思われるが、能力は高いものの賞金の面でマイルCSは厳しくなったか。
マイネルファルケも中山などの方がいいと思われ、さらに調教の内容などによくなる余地がある。
サンカルロは鞍上もレース後語るように前目の位置で競馬をしたことが仇になった印象で、後方からのレースの方が持ち味は生きたかもしれない。
ガルボは1400mのレースで勝利しており、ペースが落ち着いたこととなどが人気薄での激走の要因と思われ、調教の動きもよかったためこちらを穴馬に推すべきであったか。
○ スプリンターズS 1.07.4 ウルトラファンタジー
下記は過去5年のレース時計、前半600mと後半600mの時計。
2010年 ウルトラファンタジー 1.07.4 前半33.3 後半34.1
2009年 ローレルゲレイロ 1.07.5 前半32.9 後半34.6
2008年 スリープレスナイト 1.08.0 前半33.6 後半34.4
2007年 アストンマーチャン 1.09.4(不良) 前半33.1 後半36.3
2006年 テイクオーバーターゲット 1.08.1 前半33.8 後半35.3
2005年 サイレントウィットネス 1.07.3 前半33.0 後半34.4
例年のペースと比較すると、ほぼ平均位のペースで推移しているが、今年のペースと時計を比較するとやや速い。
掲示板に載った馬は2着キンシャサノキセキを除けば全て8番より内枠の馬で、こういった傾向がある点からも、若干時計の出る馬場であったよう。
キンシャサノキセキは状態がよかったこともあり本命に推したが、スタートで後手を踏んで直線で外を回る形になった。
ペースや内が伸びる馬場状態を考えると内容は評価をしてもいいが、典型的な“最も強い競馬をした馬”ということになる。
ローレルゲレイロは前走から確実に復調していたが、消長の激しい短距離馬ということもあり、この結果では次走以降でも厳しいかもしれない。
鞍上によるとレース前にネガティヴな素振りを見せていたようで、陣営が引退の可能性も示唆している。
1番人気に推されたグリーンバーディーは状態や臨戦過程に不安を感じたため、馬券の対象から外したが、直線で包まれたことも影響した。
ただ、上がり34秒0という時計はレース最速を出していた馬の33秒5と比較すると物足りなさも残り、状態も影響していたと思われる。
最速の上がりをつかって2位入線したダッシャーゴーゴーはキンシャサノキセキとともに調教でA評価としたが、1枠2番という枠も追い風になったよう。
ワンカラットもA評価として状態はよかったが、配信でお伝えしたとおりスケールという点で劣る。
キンシャサノキセキ、ワンカラット、ダッシャーゴーゴーの3頭に関しては、状態の推移に注意をしたい。
3着サンカルロは状態がよかったため穴馬に推したが、直線でスムーズにレースを運んでいればより際どかったと思われる。
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先週は人気ブログランキングで阪神JF8番人気3着ライステラスを調教推奨したが穴馬に推せず。
カペラSも穴馬候補にダイワディライト、スーニ、ティアップワイルドの3頭をピックアップしてこの中からスーニとダイワディライトを穴馬にチョイスしたが、14番人気ティアップワイルドが2着に激走。
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