雑記

河野師の免許取り消しに思うこと

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昨日、河野通分師の免許が取り消しになったというニュースが入ってきましたが、まさに青天の霹靂といった形で大変驚かされました。
ブログなどを拝見させて頂いておりましたが、そこからも分かるとおり大変個性的な方であり、馬主から弟子である騎手を守ったといわれる騒動などは記憶に新しく、時として歯に衣着せぬ言動が物議をかもすこともあったようです。
ただ、労働運動に対しての持論を述べているブログの記事などを拝見させて頂きましたが、個人的には筋が通ったものであると感じておりました。
そういった言動に対して一部で批判もあったようですが、現場の声というものは大切なものであり、時として逸脱したこともあったのかもしれませんが、常に沈黙しているよりも発信していくことが健全な状態なのではないのかと思います。
また、あくまで憶測ではありますが、その昔堅気とも言える気質が今回の事件につながったのではないかと想像しております。
昨今の状況や常識、経緯を鑑みれば、今回の処分は仕様がないものであるかもしれません。
しかしながら、今回の事件によって師が競馬の世界から完全に抹殺されるということであれば、大変残念なことであります。
現在、様々なレジャーや娯楽がある中で、不景気ということもあって競馬という産業がおかれる状況は、売り上げが減っているということからも分かるように大変厳しいものがあります。
その中で競馬に携わる全ての人間は、いわばひとつの大きな船に乗っていることと同じであります。
師のノウハウや能力、人脈、そして情熱が失われることは、競馬界にとって損失以外の何物でもないでしょう。
私は競馬社会の一員と呼べるほどの人間でもありませんが、長年その恩恵を頂戴し、活動をさせて頂いている人間として、貴重な財産とも言えるそのパーソナリティーや才能が今後も競馬界にとってプラスになる形で生かされることを願ってやみません。

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