天皇賞（春）はメイショウサムソンが持ち前の勝負根性をいかんなく発揮して勝利。日本競馬の主役の座に名乗りをあげた。Ｇ１３勝のダイワメジャーや今日香港で海外Ｇ１連覇に挑むアドマイヤムーンとの対決も楽しみだが、血統から海外の競馬場の馬場に対応も可能で、凱旋門賞やキングジョージなどへの参戦も実現したら面白いだろう。距離や高速馬場が疑問で３番手の評価にとどめたが、時計も示すとおり馬場には充分対応できたよう。しかしやはり距離は微妙なところでレベルの低いメンバー構成にも助けられた感がある。勝因として昨年の菊花賞上位３頭がいなかった事も挙げられるといったら失礼だろうが。
２着に入ったエリモエクスパイアには少なからず驚かされたが、時計とは裏腹にここからもこのレースのレベルの低さがうかがえる。東京と京都で好走し、中山で崩れているために広いコースの方が合うタイプなのかもしれない。毎度の事であるが写真のない馬に走られると困る。
マツリダゴッホは距離、デルタブルースは馬場が敗因でこの辺りは読み取ることは出来た。しかし３着に入ったおさえ評価のトウカイトリックや４番手のトウショウナイトは距離や馬場などの条件から大きく崩れる事はないと考えたが、トウカイトリックが対抗に推したアイポッパーに先着するとは思わなかった。アイポッパーの位置取りは馬場の状態を考えると後ろすぎで鞍上の勢いや実績からすると不可解だったが、スタート直後で不利があったよう。本命に推したネヴァブションもスタートが一息で敗因もその辺りにあるだろう。外枠に入った時点で先行するのは難しいと考えたが、キレで勝負するタイプではないので後ろからの競馬では苦しい。それにしても負けすぎであるが。
1 3 6 メイショウサムソン 牡4 58.0 石橋守 高橋成忠 3:14.1 516(-2)
2 8 16 エリモエクスパイア 牡4 58.0 福永祐一 大久保龍 ハナ 502( 0)
3 6 12 トウカイトリック 牡5 58.0 池添謙一 松元省一 クビ 438(-4)
4 4 8 アイポッパー 牡7 58.0 安藤勝己 清水出美 1/2 456(-2)
5 5 10 トウショウナイト 牡6 58.0 武士沢友 保田一隆 1.1/4 476(-12)
6 4 7 トウカイエリート 牡7 58.0 川田将雅 松元省一 3/4 488(-2)
7 3 5 アドマイヤタイトル 牡5 58.0 四位洋文 河野通文 クビ 508(-4)
8 7 13 ダークメッセージ 牡4 58.0 佐藤哲三 佐々木晶 1.1/4 476(-2)
9 2 4 アドマイヤモナーク 牡6 58.0 村田一誠 松田博資 3/4 482(+10)
10 1 2 ファストタテヤマ 牡8 58.0 武幸四郎 安田伊佐 1.1/2 470( 0)
11 1 1 マツリダゴッホ 牡4 58.0 横山典弘 国枝栄 クビ 476(-4)
12 8 15 デルタブルース 牡6 58.0 岩田康誠 角居勝彦 クビ 516(-6)
13 7 14 ネヴァブション 牡4 58.0 北村宏司 伊藤正徳 1.1/2 470(-2)
14 5 9 ウイングランツ 牡7 58.0 秋山真一 高市圭二 3 488(-4)
15 2 3 ユメノシルシ 牡5 58.0 吉田豊 大久保洋 大差 496(-2)
16 6 11 マイソールサウンド 牡8 58.0 角田晃一 西浦勝一 大差 476(-6)