日本ダービー 2021 回顧と秋展望 エフフォーリアとシャフリヤールのライバル関係は?

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今回はダービーのレース回顧と3歳牡馬の秋の展望をお届けさせて頂きます。

目黒記念は無料情報でお届けした調教推奨馬15番人気アドマイヤアルバが3着に。

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※ 下記は調教推奨馬でお届けした内容

[調教推奨馬]

○ 日本ダービー

A−評価

(有料メルマガで自信の穴馬推奨予定のため割愛):まずまず前向き

ヴィクティファルス:小気味いいフットワーク

タイトルホルダー:リズミカルで動きにメリハリあり

○ 目黒記念

A評価

(有料メルマガで配信):フットワークが大きいということもあるが、勢いと力強さを感じさせる

A−評価

アドマイヤアルバ:フォームが安定している

ムイトオブリガード:勢いまずまず

※ 下記は無料でお届けした2021年の調教推奨馬

目黒記念 3着(15番人気) アドマイヤアルバ 
東海S1着 オーヴェルニュ
NHKマイルカップ3着 グレナディアガーズ
青葉賞3着 レッドヴェロシティ
皐月賞2着(8番人気) タイトルホルダー
マイラーズカップ1着 ケイデンスコール
阪神牝馬ステークス1着 デゼル
大阪杯1着 レイパパレ
ダービー卿チャレンジトロフィー2着 カテドラル
ダービー卿チャレンジトロフィー3着 ボンセルヴィーソ
高松宮記念1着 ダノンスマッシュ
高松宮記念2着 レシステンシア
高松宮記念3着 インディチャンプ
日経賞1着 ウインマリリン
阪神大賞典3着(9番人気) ナムラドノヴァン
スプリングステークス3着 ボーデン
ファルコンステークス1着 ルークズネスト
ファルコンステークス3着 モントライゼ
フラワーカップ3着 ユーバーレーベン
中山牝馬ステークス1着(7番人気) ランブリングアレー
弥生賞1着 タイトルホルダー
弥生賞2着 シュネルマイスター
チューリップ賞1着 メイケイエール
阪急杯2着(10番人気) ミッキーブリランテ
阪急杯3着 ジャンダルム

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先週の有料メルマガは葵Sは作業をすすめながらも的中の可能性が低いと判断して予想のお届けを見合わせましたが、ダービー(馬単3360円6点)、目黒記念(馬連2740円7点)お届けした2つの重賞がいずれも的中。

YouTubeではエフフォーリアの不安材料に“鞍上の若さと経験”を挙げ、サトノレイナスは過去ダービーへ挑戦した牝馬との比較、ソダシは気性面などを不安材料をお伝えしました。

YouTubeをご覧頂き高評価を押してくれた方の参考となっていれば幸いです。

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[日本ダービー 2021 回顧 秋展望]

ダービーの時計を見ると、前半1000mは60秒3で通過しており緩い流れ。しまいのラップが速い点を見てもスローの瞬発力勝負という結果。

12.2 – 10.6 – 12.2 – 13.0 – 12.3 – 12.4 – 12.8 – 11.7 – 11.4 – 11.5 – 10.8 – 11.6

勝ったシャフリヤールは共同通信杯で初めて馬体を見た際、エフフォーリアよりも高い評価としたが、その際は内を突いたエフフォーリアの軍門に下る結果になり3着までという結果。毎日杯を勝った際は速い流れの中を先行して押し切る内容のあるレースをしていた。

出走するディープインパクト産駒の中でスピードと筋肉の柔らかさを感じさせ、エフフォーリアを除けば能力上位で唯一エフフォーリアを逆転する可能性を有していた馬であった。スローの瞬発力勝負であれば、エフフォーリアを逆転する可能性があるとお伝えしたが、願ったり叶ったりのペースと展開となり勝利をものにする結果に。

2着に敗れた皐月賞馬エフフォーリアは、血統的に晩成タイプの馬の血が色濃いが、皐月賞からさらに成長しておりほぼ完成の域に達していた。距離に関しても守備範囲で、広いコースの方が合う馬。持続力にベクトルが傾いたタイプで、最内枠から先行していれば押し切るレースも可能であった。

しかし、3−4−9−9という位置取りからも、スムーズなレースであったとは言い難かった。ペースが速くなかったことを考えると、もう少し積極的なレースが出来ていればより持続力という持ち味が発揮でき、ハナ差2着という結果ではなく、後続を離して勝利という結果もありえた。最高の大舞台で鞍上の若さが出たレースという印象をどうしても拭うことができない。

2番人気5着に終わったサトノレイナスは阪神JF、桜花賞で2着と好走していたが、例年の3歳牝馬の水準より上と評価できる世代レベルで、その中でのトップレベルという存在であった。

しかし、能力や状態面などを考慮して馬券の対象から外した。

阪神JF、エルフィンSなどで速い時計をマークして勝利するなど圧巻のパフォーマンスを見せ、ダービーまでをも制したウオッカほどのスケールはなかった。同じく牝馬でダービーへ挑戦したレッドリヴェールよりも完成度が高かったため勝負にはなったが、ウオッカやレッドリヴェールとの比較を考えると5着という結果は妥当。今後牝馬がダービーへ参戦してくる際の物差しとなるだろう。

3番人気4着グレートマジシャンは現時点での完成度で劣り、素質もそこまで高くないと判断したため馬券の対象から外した。上位と比べるとやはり能力で劣った。

5番人気10着ワンダフルタウンも京都2歳S、青葉賞と重賞連勝中であったが、そこまでの資質はなかったため軽視した。

秋の展望に関してお伝えしたいが、シャフリヤールにしてもエフフォーリアにしても、決して長距離が向くという馬ではない。

いずれも3冠制覇の可能性がないため、菊花賞を回避する可能性があり、場合によってはダービー馬と皐月賞馬が不在の菊花賞ということもありえる。

同じように皐月賞馬とダービー馬が不在という状況であった2019年は上がり馬であるワールドプレミアが勝利し、同じく上がり馬のサトノルークスが2着と好走して中波乱のレースとなったが、4着には16番人気ディバインフォースが入り波乱もありえるレースであった。

2021年もそれと同じような菊花賞になる可能性がある。

また、もし2頭が菊花賞へ出走してきた場合においてであるが、今後上がり馬の台頭も予想され、あるいは完成度で劣った馬の成長次第では、今回上位に入った2頭が敗れる可能性は十分ある。

いずれにしろ、今年の菊花賞は馬券的に面白いレースとなる可能性は高い。

この2頭の関係性に関しては、現時点での完成度も高い点から能力的にエフフォーリアを世代最上位という評価としている。

シャフリヤールに関しては、ベストパフォーマンスを発揮したエフフォーリアと互角以上のレースが出来るかは、成長があればということが前提になる。

ただ、ディープインパクト産駒がディープタイマーと揶揄されるように成長力を欠く馬が多く、先天的な資質が高い点から結果を残している面もある。

今後、シャフリヤールに大幅な成長があるかは微妙なところで、競馬ファンとしては2頭のライバル関係が続くことを願いたいが、力関係としてはエフフォーリアが優位という状況が続いていくと考えられる。

エフフォーリアに関しては古馬G1でも通用しえるが、上位2頭が3着以下につけた0秒2差という状況を考えると、際立ってレベルが高いというわけではなく世代レベルに関してもそこまで高いという印象ではない。

その点を考えると、秋の古馬中距離路線は、衰えがなければ天皇賞(秋)では再度の中距離レースへの出走を表明しているグランアレグリアが優位。

シャフリヤールやエフフォーリアがジャパンカップや有馬記念へ出走してきた場合は、コントレイル、クロノジェネシスに対して挑戦者という立場になる。

 

目黒記念は調教推奨馬15番人気アドマイヤアルバが3着に。

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