穴馬 予想

阪神JF 重賞データ

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昨年コースの改修が行われた阪神。マイル戦は外回りに変更されて、阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞の傾向もかなり変わってくるだろう。

阪神の直線が延びコーナーを回る回数が減り、ジョッキーの感想では京都にイメージが近くなったという。以前はスタート地点が第1コーナーにあり、いいポジションをえようと先行争いが激化したり、コーナーが急という部分もあり、ゴチャつきやすく、まぎれがあるという点で馬券的に面白かった。

しかしそれらが改善されているため、魔の桜花賞ペースなどといったものも生まれにくくなり、レースがスムースに展開し、馬の実力が反映されやすくなるだろう。

そして直線が長くなる事もその傾向を助長するだろう。データを見ると以前は荒れる傾向にあったこの条件が、非常に堅い結果に終わっている事が分かる。

[人気馬の結果]
対象:阪神外回り1600m 12/2~4/15(計22レース)

① 1、2番人気がともに馬券に絡んだレースは26レース中15レース
② 1、2番人気がともに馬券に絡まなかったレースは0
③ 1番人気の成績は9-10-3-4
④ 2番人気の成績は7-5-7-7
⑤ 3番人気の成績は3-3-2-18

1番人気の馬の連対率は73%を超え、①②の項目をみても、大穴狙いで行くのは無謀と言える。

桜花賞や阪神JFなど、各馬極限の仕上がりで出走してくるG1レースでは、このデータの信用度がさらに上がる可能性は高いといえる。馬場が悪くなるにしたがってレースは荒れていく傾向があるよう。

[枠順]
対象:阪神外回り1600m 2/24~4/1(計12レース)
2月からの開催、同条件で連対した馬の枠をみると(上から最近のレース順)
1着 2番  2着 8番  (18頭立て)
1着11番  2着 6番  (15頭立て)
1着 1番  2着 11番 (12頭立て)
1着18番  2着 14番 (18頭立て)
1着 7番  2着 11番 (12頭立て)
1着11番  2着 5番  (17頭立て) 未勝利戦
1着 4番  2着 6番  (14頭立て)
1着 5番  2着 8番  (13頭立て)
1着 3番  2着 2番  (12頭立て)
1着 1番  2着 3番  (12頭立て)
1着 16番 2着 12番 (16頭立て) 新馬戦
1着 6番  2着 12番 (15頭立て) 未勝利戦
1着 3番  2着 6番  (16頭立て)
1着 11番 2着 7番  (11頭立て) チューリップ賞(3着2番レインダンス)
1着 2番  2着 3番  (16頭立て)
1着 2番  2着 14番 (16頭立て)

玉石混合で実力が離れている新馬戦、未勝利戦、そして雨が降った先週のレースや実力上位の2頭が他馬を大きく引き離したチューリップ賞などを除けば、内枠が有利なよう。

[脚質]
対象:阪神外回り1600m 2/24~4/1(計12レース)
通過順位を見ると脚質は前目のポジションにつける馬が有利なようで、開幕週などはこれが顕著になるってくる可能性がある。(左が1着。右が2着。上から最近のレース順)
9-6  2-2
1-1  9-9
3-2  5-5
3-3  7-6
5-5  6-7
1-1  9-7
1-1  5-5
7-7  2-2
6-7  1-1
3-3  3-3
3-3  2-2
1-1  2-2
9-8 14-13
5-5  1-1
8-8  1-1
4-3  4-3

[血統]
阪神1600m外回り(26レース)の連対馬を見ると52頭中28頭がサンデーサイレンス系。なかでもアグネスタキオン産駒は3勝2着6回。

桜花賞もアグネスタキオン産駒ダイワスカーレットが優勝。アドマイヤベガ産駒は3勝2着3回。現在のところ種牡馬では2強といえる。

アーリントンCをトーセンキャプテン(母の父サンデーサイレンス)が勝ったのは記憶に新しいが、ジャングルポケット産駒や母の父トニービンの馬、アドマイヤベガの母の父もトニービンでトニービンの血を持つ馬の活躍が、特に2月からの開催では目立つ。

トニービンの系統が直線の長い東京のコースで強い事はよく知られているが、阪神1600mの直線が延びたことによって、同様の傾向がみられるのは納得といえる。

サンデーサイレンスとトニービン、両方の血を持つ馬は注意が必要になる。

そして馬場が速く、先行して粘るタイプの馬が強い時などはロベルト系なども台頭してくるだろう。

[距離適性]

最大のポイントは、外回りに変わった事によってスタミナも要求される事である。

コーナーが2回だけであり、東京1600mのレースが、中距離で結果を残している馬がきている事と同じ原理でこの条件でもある程度の距離に対応している馬がきている。

外回りに変更されてから、4月15日までの新馬、未勝利を除いた18レースの結果をみると、連対した馬は以前出走してきたレースで、1600m以上の距離で連対している。

18レースで連対した36頭の連対した距離をみると
2000m以上・・・11頭
1800m以上・・・11頭
1600m以上・・・9頭
1600m未満・・・5頭

上記のデータをまとめると
① 1800m以上の距離で連対した馬
② 内枠に入った先行馬(開幕週などはこの傾向が強まる可能性あり)
③ アグネスタキオン、アドマイヤベガ産駒などのサンデー系。馬場が速い時などはロベルト系。
以上の条件を満たした馬が軸にふさわしいといえる。

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