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競馬予想 日本ダービー 今後くる馬こない馬

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日本ダービーはウオッカが並み居る牡馬をねじ伏せて64年ぶりの大偉業を達成。この馬を初めて見たのは忘れもしない阪神JF。当時無名に近く、レースでも4番人気と重賞連勝中のアストンマーチャンに離される存在。メルマガでは
「アストンマーチャンよりも印象に残ったのがウオッカです。皮膚が薄く筋肉の柔らかさも感じさせます。そして何より胸についた筋肉はクロフネを彷彿とさせるだけのものを感じさせ、またダートの方が走る可能性も高いです。父タニノギムレットの全盛時はもっとボリュームがあり、この馬の完成度はまだまだですが、潜在能力は1級品のものをもっているだけにアッサリと勝ってもおかしくはありません。」
とお伝えし、ダートの方が走るというのは微妙も、この時に感じたインスピレーションは間違っていなかったと、そして次のダービー馬を探すエネルギーとなってくれると感じる。瞬発力上位の馬を推奨し、ウオッカがトップクラスであるとお伝えしたが、やはりこの馬に比肩するキレを持った馬はいなかった。この後は一躍、凱旋門賞へと歩を進める事になるが、この馬のパワーとタニノギムレットの母方クリスタルパレスやシーバード、そして母タニノシスターのリヴァーマンなど、フランス血統の血が色濃い事を考えれば、馬場もこの馬には合うだろう。そして血統的な観点からすれば、まさに「凱旋」とさえいえる。
3着に入ったアドマイヤオーラだが、前走よりも成長と復調を感じさせたが、まだよくなるだろう。4着に入ったサンツェッペリンは推した馬。調教は抜群でパドックでも目立った1頭。ともに先行したアサクサキングスとの差は東京のコース適性の差で、今後も中山や阪神内回りを中心に狙っていきたい。6着のゴールデンダリアはキレはあるが、肩の角度など距離は2000mまでの馬と考えてきった。
今回の最大のポイントはヴィクトリーの出遅れである。今回馬場がいい事は懸念していたが、ヴィクトリー、サンツェッペリン、アサクサキングスの3頭が先行争いをすれば、ペースが落ち着く事は可能性が低いと考えたが、最も各騎手に警戒されていたであろうヴィクトリーが出遅れ、逃げることが出来なくなり、ペースが落ち着き、これが色々な事象を生み出した。
ペースが落ち着く事による、最大の恩恵を受けたのは2着には入ったアサクサキングスだろう。前走NHKマイルカップでは本命に推したが、馬場が合わず惨敗。その事を考えれば、抑えていてもいいが、距離は2000mくらいがベストで、キレのあるタイプであれば誤魔化しもきくが先行馬、さらに上記のペースの問題もありきった。広いコースの方が合うタイプでベストは東京や京都の2000m。この後は中距離路線をすすむだろうが、天皇賞(秋)は先行馬が強いので、出走してくれば抑えることは必要。
そしてヴィクトリーの出遅れが思わぬ形でマイナスになってしまったのが、フサイチホウオー。気性的にやや難しい部分もあるこの馬にとって、この良好な馬場状態で前半1000m60秒は誤算で、レース前にもうるさいところもみせていたが道中でもやはりかかってしまった。ライバルのアクシデントがこの馬にとっても不運なものとなったといえる。
スムーズな競馬を出来なかったのはヒラボクロイヤルも同じ。16着は負けすぎだが、スタート直後にはさまれて頭を上げかかっていた。
ダービーを勝つには運も必要であると感じさせられ、この1年ここを目標に懸命にやってきた関係者の心中はいかばかりのものであるか。この競馬の厳しさを胸に新たなスタートをきりたい。この挫折や苦さが、歓喜の時にはプリンのカラメルの味わいのようなものになってくれるであろう。

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