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シルクロードS 穴馬は!? 出走馬の考察

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中山金杯は状態を推奨したコスモファントムが勝利。
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シルクロードS出走馬で人気を集めるのは京阪杯勝ち馬スプリングソングや、ラピスラズリSを勝ったジョーカプチーノなどか。
今回はその馬達を中心に出走馬の前走までのレースをみていきたい。
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○ 京阪杯 スプリングソング 1.08.0
過去5レースのレース時計、前半600m後半600mの時計を比較すると下記のよう。
2010 スプリングソング 1.08.0  前半33.9 後半34.1
2009 プレミアムボックス 1.07.6  前半33.1 後半34.5
2008 ウエスタンダンサー 1.08.1  前半34.2 後半33.9
2007 サンアディユ 1.07.9  前半33.8 後半34.1
2006年 アンバージャック 1.08.3  前半34.2 後半34.1
今年はマイルCSがレコード決着しているように馬場状態がよかったようだが、馬場状態を考えると、ペースは平均に近い流れで、その点からも有利不利はなかったと思われる。
スプリングソングは元々能力が高かった馬で調教ではさして動かないタイプのため次走以降も注意したい。
3着モルトグランデは調教の内容がよかったがその点も好走の要因で、1400mまでであれば距離延長にも対応可能だが、状態の推移に気をつけたい。

○ マイルCS エーシンフォワード 1.31.8
近年の前半800m後半800mの時計をみると 例年前半800mが46秒台であるいはそれよりも速い時計で推移するが、2009年は47秒2とペースが緩み逃げたマイネルファルケが2着に残る形に。
今年はそれとは対照的に前半800mが45秒3という非常に速い流れで、後方から競馬をする馬に有利な流れとなった。
ジョーカプチーノはこの流れであれば大敗もしようがなく、自身でつくりだしたペースとはいえ、オウケンサクラなどとともに厳しいレースとなった。

○ スワンS マルカフェニックス 1.21.0
近年の時計、前半800m後半800mのラップタイムをみると下記のよう。
2004年、2005年、2007年では前半800mよりも後半800mの時計の方がかかっており、タフなレースとなっている。
2010年 マルカフェニックス 1.21.0 前半46.3 後半46.4
2009年 キンシャサノキセキ 1.20.3 前半46.1 後半45.6
2008年 マイネルレーニア 1.19.9  前半45.4 後半45.6
2007年(稍重) スーパーホーネット 1.20.7  前半45.2 後半47.0
2006年 プリサイスマシーン1.20.3  前半45.8 後半45.8
2005年(重) コスモサンビーム 1.21.5  前半45.6 後半47.2
2004年 タマモホットプレイ 1.21.9  前半45.9 後半47.6
今年も前半800mが46秒3、後半800mが46秒4と、わずかではあるが前半よりも後半の方が時計はかかっている。
1番人気グランプリエンゼルは調教の内容がさして目立ったものではなかったこともあるため評価を割り引いた。
今回、降雨の影響により馬場状態が悪化しており、差しが利く馬場状態からも、今回のレースに関しては参考外として扱うことが出来、次走以降状態が上昇している場合は狙う価値がある。
グランプリエンゼルは平坦コースの芝1200mがベストの条件で、今年は中京の開催がないため、京都や小倉の該当する条件で狙ってみたい。
アーバニティはレース後鞍上も認めるように、4コーナーで挟まれて位置取りを下げるレースとなり、スムーズであれば2着争いにくわわることはできていた。
プラス38キロの馬体重ながら3着に粘ったジョーカプチーノには正直驚きであったが、たたかれた上積みの見込みと2走ボケの懸念がある。
ただ、NHKマイルカップ時は調教の動きをA評価として穴馬に推したが、調教の動きがよくなってくるようであれば、狙ってみたい1頭。
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