皐月賞出走組の前走を見てみると、最もレベルの高かったのは弥生賞だろう。2.00.5という時計は、ここ10年で2004年と並んで最速。この年の皐月賞の時計が1.58.6で、中山の馬場状態がすこぶるよかったことを考慮すると時計の面で今年の弥生賞が1番という結論に達する事が出来るだろう。
その皐月賞を強いかたちで勝ったのがアドマイヤオーラ。先行して抜け出すという内容でまさに横綱相撲。皐月賞への試走という意味でも価値ある勝利だったといえるだろう。
共同通信杯で勝ったものの、いまひとつインパクトが乏しかったフサイチホウオー。しかし若干余裕残しで額面どおりに受け止めてはいけないだろう。
スプリングS組は時計が平凡であったため、若干割り引いた方がよさそうだが、フライングアップルは中山の適性が高く、それまでの敗戦の要因は太目残りだったと推測できる。
若葉Sはヴィクトリーが格下の馬に詰め寄られ、過去の時計と比較しても平凡。
きさらぎ賞は近年で最も時計が遅いレースで、勝った馬も恵まれた部分があったのは否めない。
毎日杯を勝ったナムラマースは中山がどうかというところ。
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