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春のG1レース考察(4)

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※ 2011年1月初旬に作成したレポートから抜粋した記事になります。
○ 短距離・ダート路線
そして、次に短距離路線であるが、昨年のマイルG1は安田記念勝ち馬ショウワモダンが低迷し、マイルCSを制したエーシンフォワードも好騎乗による勝利という印象がある。
混とんとした状況ではあるが、やはりマイルCSで2着に入った上がり馬ダノンヨーヨー、そして同じくマイルCSで3歳馬ながら勝ち馬とタイム差なしの3着に入ったゴールスキーといった新星が有力であるだろう。
マイルCSでは勝ったエーシンフォワードは内を突き、キレ味で劣るため早めにスパートをかける競馬で、内を突いたアドヴァンテージがレース適性で劣る部分を補ったが、勝つにはこれしかないという騎乗であった。
2着から4着までの3頭も外を回る正攻法のレースをみせたが、こういった騎乗をされると足元をすくわれたとあきらめざるを得ないだろう。
また、サプレザが出遅れ、ダノンヨーヨーのスタートもいまひとつであったことも追い風となり、スタートが五分であれば、また違う結果になっていたと思われる。
2着ダノンヨーヨーはペースが向き、この馬にとってもほぼ勝ちパターンであったかもしれないが、好騎乗に泣かされた印象だが、まだよくなる余地があるためやはり主役候補となる。
3着に入ったゴールスキーは馬体写真がないため適性を測りかねる部分があるものの、調教の動きがよく穴馬に推して、しっかりと結果を残してくれたが、やはりこういった条件は合うと思われる。
安田記念はやはりダノンヨーヨーやゴールスキーといった馬達が主役候補ではあるが、順調にレースをつかうことが出来なかったレッドスパーダ、そして昨年の安田記念で強い内容であったトライアンフマーチなども復活すれば有力である。
また、クラシックディスタンスで結果を残したウオッカが安田記念を連覇したことは記憶に新しいが、安田記念は比較的スタミナが要求される条件である。
そのため、東京の芝1600mという条件であれば、ルーラーシップに向く可能性もあり、ここへ進路を向けてくることがあれば有力な候補となるだろう。
スプリント路線に関してはローレルゲレイロが引退し、ビービーガルダンが結果を残せていない状況で、キンシャサノキセキが阪神カップを制するなど健在ではあるものの、やはり8歳という年齢から消長の激しい短距離馬と言うこともあり衰えが考えられる。
※ 下記はスプリンターズS回顧の一部
「昨年のスプリンターズSを過去のレースのペースと比較すると、ほぼ平均位のペースで推移しているが、ペースと時計を比較するとやや速い。
掲示板に載った馬は2着キンシャサノキセキを除けば全て8番より内枠の馬で、こういった傾向がある点からも、若干時計の出る馬場であったようで先行有利であった。
キンシャサノキセキは状態がよかったこともあり本命に推したが、スタートで後手を踏んで直線で外を回る形になった。
ペースや内が伸びる馬場状態を考えると内容は評価をしてもいいが、典型的な“最も強い競馬をした馬”ということになる。
やはり直線の短い中山やペースが緩んだレースでは、こういったケースや脚を余すことが多くなってしまい、休み明けをつかわれる形になりさらに上昇してくる可能性もあるため、次走以降でも有望。
ビービーガルダンはこの夏に北海道でみせた調教の内容よりもやや大人しい印象があったため3番手までとしたが、次走以降で動きが戻っているようであれば評価を高めたい。
最速の上がりをつかって2位入線したダッシャーゴーゴーはキンシャサノキセキとともに調教でA評価としたが、1枠2番という枠も追い風になったよう。
このペースの中でやや後方から追い上げており、しまいの決め手も目立っており評価が必要。
ワンカラットもA評価として状態はよかったが、配信でお伝えしたとおりスケールという点で劣り、何らかの幸運な要素に恵まれないかぎり、やはりG1レベルでは少し厳しい。
キンシャサノキセキ、ワンカラット、ダッシャーゴーゴーの3頭に関しては、状態の推移に注意をしたい。
3着サンカルロは状態がよかったため穴馬に推したが、直線でスムーズにレースを運んでいればより際どかったと思われる。
また、スタートでダッシュがつかなかったためペースが上がっていればさらに際どかったが、内を通って伸びている点も事実で、次走以降で過大な評価をされている場合は注意をしたい。
特に危険であると感じるのが、パワータイプの馬であるため坂があるコースの方がよく、平坦コースで人気になっているケース。
ダッシャーゴーゴーやサンカルロは、来年の高松宮記念でも注目されるだろうが、レースに特徴やポイントがあるため、その点もまた高松宮記念時に配信で。」
スプリンターズSで2位入線したダッシャーゴーゴーなども盤石とはいえず、新勢力が台頭してくる可能性もある。
ダート路線に関しては、カネヒキリやヴァーミリアンといった一時代を築いた馬達が現役を退き、エスポワールシチーとトランセンドの2頭が中心となるだろう。
ただ、JCDを勝ったトランセンドであるが、こちらも盤石ではないと感じる。
※ 下記はJCダートの回顧の一部
「過去の前半800m後半800mレース時計を比較すると下記のよう。
2010年 (やや重) トランセンド 1.48.9 前半47.9 後半48.9
2009年 エスポワールシチー 1.49.9 前半48.8 後半49.2
2008年 カネヒキリ 1.49.2 前半48.4 後半49.0
今年は前半800mの時計が48秒をきっており、過去2年よりもペースが速かったが、馬場状態がやや重で行われていたことも影響している。
2009年はややペースが落ち着いたようだが、今年はそれよりが若干速く、2008年と同じ位の水準であったと思われる。
勝ったトランセンドに関しては内枠に入ってスムーズに先行出来マイペースでレースが出来た点など、前走と同じようなレースとなったが例年よりも手薄なメンバーであることにくわえ、同型がいなかった点も大きなプラス要素であった。
この年になって完成されたため急激に衰えることはないと思われ、エスポワールシチーなどとの対戦が楽しみとなった。
シルクメビウスは出来がよかったものの、いかんせん4コーナーでやや外にふくれて大外を回るレースでは届きようがなかった。
理想としては2着に入ったグロリアスノアのような競馬であったが、東京などであれば問題ないかもしれないが、こういったコーナーを4回周るような条件では鞍上強化が求められる。
人気を裏切ったキングスエンブレムは直線で包まれ砂をかぶったようで、トランセンドと対照的に内枠がマイナスになった。
ただ、ここにきて完成されたトランセンドよりもやや成長が遅れていたため逆転の可能性があり、シルクメビウスとともに条件が変われば逆転する可能性がある。
今回のレースは参考外として扱うべきで、東京などの方が合うと思われる。
10番人気で3着に入ったアドマイヤスバルは状態の良さにくわえてこの条件が合うため穴馬に推し、11番人気のバーディバーディも調教の内容などから穴馬に推してこちらもハナ差4着と好走したが、状態の下降には注意をしたい。
アリゼオは出遅れたことにより持ち味が生きなかったが、ダートで通用してもおかしくないため、まだ見限れない。
今回のレースで敗れた馬もフェブラリーSなどで着順が入れ替わる可能性があり、また週末の配信でお伝えしていきたい。」
エスポワールシチーとトランセンドの激突はなかなか興味深いレースとなるだろうが、エスポワールシチーもピークを過ぎた印象がある。
短距離路線は新星が活躍する可能性があるが、ダート路線においては先述した2頭にくわえてJCDで人気となったシルクメビウスやキングスエンブレムといった既存の勢力が、状態や条件次第で逆転することも可能で、混戦状態にあるといえる。
この2つの路線では、過去高松宮記念やフェブラリーSにおいてレースの傾向がはっきりしていることなどから、過去4レースのうち3レースと、かなりの割合で的中している。
レース適性の部分を読み解いていけば的中の可能性が高まるため、その部分を中心とした考察を週末にお届けしていきたい。

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