[弊誌創刊の趣旨]
競馬予想に最も必要なもの、それは“客観性”です。
馬券でとんでもない連敗をする人の負ける理由は、
「前走勝ったからここでもきてくれるはず」
「印がたくさんついてるから2着は外さないだろう」
といった希望的観測で馬券を購入してしまう面にあります。
競馬新聞の印や近走の結果などを参考にして馬券を買い、負ける経験は誰もが通る道であると思います。
私も競馬を始めたばかりの頃はそうでした。
手元にあるほんの少しのデータや情報を盲目的、短絡的に信用して買っても当たらないというのは当然といえるでしょう。
しかし逆にデータや情報が、多ければいいという訳でもありません。
脚質や血統、タイム、枠、騎手、人気などデータだけを提供するサイトやメルマガも近頃は多いと思いますが、どんなにいい情報を持っていても、大して役に立たないデータを重視し、予想に反映していては意味がないからです。
レースによって、必要とされるデータの優先順位というものがあります。
例えば、「過去10レース中7レースで1枠の馬が優勝」というデータと、「過去10レース中2レースで1番人気の馬が連対」というデータでは、前者の方が重要で優先順位が高いといえるでしょう。
またレースによっては“レースの性格”というものがあります。
データの面で人気馬が強いレースがあったとします。そこで穴を狙っても、その穴馬がくる可能性は低くなります。
そしてそこでさらに大切となってくるのは、何故人気馬が強いのかという事です。
それを解き明かし、レースの性格の本質に迫れば、ただ人気馬が強いレースであると分かっているだけよりも的中の可能性は、必然的に高くなるという事は自明の理とすら言えます。
例えば、阪神1600mは以前は桜花賞や阪神牝馬Sなど荒れる条件でした。
しかし阪神競馬場の改装後、内回りから外回りに変更され、配当的に落ち着く条件に生まれ変わりました。
これはスタート地点が変更された事や、コーナーでのゴチャつきがなくなったためですが、そうなればおのずと以前の阪神1600mできていた馬とくる馬のタイプが違うという事も分かってきます。
弊紙「馬体診断&重賞データ」は、膨大な資料の中から、客観性に裏打ちされた本当に馬券に直結する情報だけをまとめて、お届けしています。
競馬の予想で必要な事はレースを選び、レースの性格に合った馬、人気よりも上にくる馬を買い、人気よりも下にしかこれない馬を買わないことです。
ご納得頂けましたでしょうか?
しかし上記の内容では、大切なことの半分も説明していません。
競馬というスポーツは当然の事ですが、“馬が競う”というスポーツであり、競馬予想で最も大切な事は、馬をメインに考えないといけないという事です。
馬によって得意とする距離がある事や、芝ダートの巧拙があるという事はほとんどの方が知っていると思います。
ただ、それが全てではありません。
距離や芝ダートの適性だけではなく、直線の長さやコーナーの角度、スピードの出る馬場、坂などいろいろな要素が影響し、そういった事も考慮する必要があります。
そしてその特徴は全て“馬体”に表れます。
前述した“レースの性格”とも密接に関わってくるのですが、競馬というものは強い馬が必ずしも勝つ競技ではありません。
人気薄の格下の馬が、格上の馬を倒すという現象は、レースの条件に合った馬が得意な条件で激走するために起こります。
「強いものが生き残るのではなく、環境に適応できたものが生き残る」
という事で、簡単にいえば芝の長距離レースで強い馬が、ダートの短距離戦に出走してくれば、たとえG1ホースであっても格下のダート馬に負けてしまう可能性は低くはないといえます。
そういった特徴にあわせ、馬の状態、そして能力も馬体には表れます。
「馬体診断&重賞データ」では、過去の重賞レースの結果や同じコース距離の傾向からデータを分析し、馬場状態、血統、脚質、レース時計やラップタイムなどから、レースのポイントと穴馬と危険な人気馬のパターンを中心にまとめた重賞データをお届けしています。
そして、馬体診断で推奨馬の考察をお届けし、重賞データを前提に予想を組み立て、予想をお届けしています。
「馬体は雄弁に物語り、データは嘘をつかない」
それが弊紙のモットーです。
有益で良質な情報をお届けし、予想の能力を上げて頂き、もっと競馬を楽しんでもらう事、それが第一の目的で、最低限の仕事であると考えております。
そして弊紙の最大の特徴は重賞データを保存しておけば、翌年以降も使えるという面にあります。
レースの距離やコースなど条件が変わらない限り、4年5年と使えるクオリティーのものを配信していると自負しております。
そういった過程を経て、新聞の印を参考にしていては獲る事のできない高配当や、ビッグレースの的中のお役にもたてるかと思います。
もしアナタが競馬を単純なギャンブルとして考えるのではなく、客観性のある予想の能力を身につけたいのであれば、一度お付き合いください。
納得した馬券を買う癖をつけ、翌年以降も重賞データをご使用いただければ、より的中の可能性は上がると思います
的中にくわえ、的中の経験が今後のレースや翌年のレースの的中率アップにつながり、財産となります。
推奨に至る過程や根拠、そして翌年以降も使える馬券に直結するデータと、より詳細で馬券力を上げることにもつながる考察など、私が有している全ての情報をお届けしております。
一回お付き合い頂くだけで、馬券に対する考え方が変わり、今後買われる馬券の金額を考えると、費用対効果は非常に高いと思います。