穴馬 予想

エリザベス女王杯  クイーンズリング 考察

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クイーンズリング
※ ヴィクトリアマイル時の考察

手脚や胴の長い体型は父マンハッタンカフェおよび父の父サンデーサイレンスの影響が強く出ている。距離は2000m以上にも対応できると感じたが、肩の角度が立っている点から、本質は1600m1800m辺りにある。

薄手な体型から決め手を生かすレースが合うが、上半身に窮屈な部分がある点から小手先のフットワークになっているよう。調教では、身体が柔らかく関節の可動域が広いためか、前脚を投げ出すような走りをするが、いざレースになると、何故かフットワークが小さくなる。能力的にマイナス材料となり、直線が長いコースの適性や距離延長への対応力に欠ける点などから、条件を選ぶことにもなる。

3歳春は華奢な印象があったが、3歳秋、古馬と時間が経つにつれてずっしりとしたつくりになっている。全体のバランスはまずまずといった感じで、腰に若干貧弱な印象があるが、ヌーヴォレコルトなどもそういった面があり、あまり気にする必要はないか。

フィリーズレビュー時に皮膚の薄さにいいものがあると感じたが、桜花賞、オークスではそこまでよくなかった。ローズSではよりその点が強調され、銭型が浮き出ていた点からも状態はかなりよかった。昨秋のシーズンはかなり体調がいいと考えた。鞍上も春より体調は良好というコメントを残しているが、信じてもいい。今回も馬体の張りなどは悪くない。

ただ、より状態がよかったローズSで5着に敗れ、秋華賞で2着と好走しているが、前者は外回りコースで後者は内回りコースで、コース適性が影響したためと考えられる。エリザベス女王杯にしても距離にくわえ、直線が長い外回りコースがネックとなった。

前走京都外回りコースの芝1400mでは結果を残しているが、距離が延び、直線が長い東京のマイル戦に条件が変わることはマイナスとなりえる。マイル戦は合い、決め手もあるため好走の可能性があり、印をまわすことを検討したいが、状態に関してもそこまでは強調できず、押さえまでとなる。

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