NHKマイルカップ回顧 レースレベルは?

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○ NHKマイルカップ

近年の前半800m後半800mの時計、レース時計をみると、良馬場であればレース時計は1分33秒近辺で決着しており、前半800mが45秒台から46秒台で推移することが多い。

土曜のレースをみると、直線で内が伸びており、先週も時計が速い馬場であったが、7Rや11Rで速い時計が出ていた。前の週の時計を見ても、青葉賞で2分24秒2という水準より2秒近く速い時計で決着。

日曜はそれほど速い時計は出ていなかったが、馬場状態はかなりよかった。

NHKマイルカップも1分32秒8という比較的速い時計で決着したが、レース時計自体を鵜呑みにすることはできず、他の年との馬場状態の差やペースなどを考慮する必要がある。

※ 下記は近年のレース、前半800m、後半800mの時計。

2016年 メジャーエンブレム 1.32.8  前半46.0 後半46.8

2015年 クラリティスカイ 1.33.5  前半47.2 後半47.3

2014年 ミッキーアイル 1.33.2  前半46.6 後半46.6

2013年 マイネルホウオオウ 1.32.7  前半46.1 後半46.6

2012年 カレンブラックヒル 1.34.5  前半47.3 後半47.2

2011年 グランプリボス 1.32.2  前半45.7 後半46.5

2010年 ダノンシャンティ 1.31.4  前半44.8 後半46.6 

2009年 ジョーカプチーノ 1.32.4  前半45.5 後半46.9

2013年も極端に時計の速い馬場であったが、ペースやレース時計は2016年と似ているが、馬場の差やペースを考えると2013年よりも2016年の方がレベルは高い。

2011年はより速いペースで推移し、レース時計も1分32秒2という時計で決着したが、1着グランプリボス、3着リアルインパクトはその後もG1レースで活躍したが、時計の面からもレベルの高いレースであったことが伺える。

2010
年は極端に時計の速い馬場ではないにもかかわらず、1分31秒4という時計が出ているが、ハイペースというよりも暴走ペースによる異常な時計で、ダノン
シャンティ、ダイワバーバリアン、サンライズプリンスといった上位の馬は、故障離脱、あるいは早期引退する結果となった。

2009年は1分32秒4という時計で決着。上位にきたジョーカプチーノ、レッドスパーダ、グランプリエンゼルはその後も重賞で活躍した。レベル的には水準よりも少し上であった。

2014年はミッキーアイルが逃げ切ったが、辛勝ということもあり、水準レベル。

2012年にカレンブラックヒルが勝利した年は、時計のかかる馬場でレース時計は1分34秒5と遅かったが、ペースの面では2014年と同じ水準。

ミッキーアイルと同様に逃げて勝利したが、馬場の差や、2着に0秒6差をつけて勝利していたことを考えると、2014年よりも上の内容。

しかし、その時点での完成度がカレンブラックヒルの方が高かったためで、古馬になってからの実績は伸び代のあったミッキーアイルが上回ることになった。

2010年は異常なペースで、上位の馬も離脱して能力が検証できないため排除するが、それらの点から、レースレベルに順をつけると下記の順になる。

2011年グランプリボス>>2016年メジャーエンブレム=2009年ジョーカプチーノ>2012年カレンブラックヒル>2014年ミッキーアイル>2013年マイネルホウオウ>2015年クラリティスカイ

2012年の上位3頭カレンブラックヒル、アルフレード、クラレントがその後重賞で活躍しており、レースレベルがその後の活躍に結びつくとは限らないが、2016年の勝ち馬のメジャーエンブレムはレベルの高いレースをしている。

メジャーエンブレムは前走桜花賞で4着に敗れたが、無料メルマガ(←クリック)の配信でも、近年の桜花賞のレース時計やペースを羅列、比較し、下記のようにお伝えした。

(ここから)


半800mよりも前半800mの方が時計の速いレースが目立つが、今年は前半800mよりも後半800mの方が時計は速く、その点からそこまでタフな流れ
ではなかった。人気を裏切ったメジャーエンブレムは瞬発力勝負が合わないが、消極的なレースと追い出しが遅れた点が敗因。それほど速い流れでなかったが、
時計の面からもその点を読み取ることが出来る。前でレースをする馬が多く、異常なハイペースに巻き込まれることを嫌ったと思われるが、持ち味が生きなかっ
た。

(ここまで)

NHKマイルカップで結果を残して能力を証明したが、状態に関しては桜花賞時と変わらず、押し切るレースをしている点からも、桜花賞は騎乗がよくなかったことが敗因であったことがより鮮明な形となった。

その点や、先述したレース時計からもやはり今後も有望。

2着ロードクエストは外をまわしての2着という結果はやはり高い能力を有している。

3着レインボーラインはそれ以外の馬に不安材料や能力不足があり、この人気や能力を考えると、もっと評価をするべきであった。

本命に推したブレイブスマッシュは直線でかなり窮屈なレースとなり、追い出しが遅れた感があるが、瞬発力では劣るため悔いが残る内容に。

穴馬に推したブランボヌールに関しては見せ場をつくり、2着馬と0秒2差という結果であったが、直線でダンツプリウスとの接触がなければより際どかったか。

人気のトウショウドラフタは1400m以下の方がいい馬で真っ先に切ったが、明らかに危険な人気馬であった。翌日の新聞で、鞍上の「距離が長かった」というコメントを見ることになるかもしれない。

アーバンキッドは、状態がそれほどよくなく、能力的にも劣った。

シャドウアプローチは休み明けということもあり、上積みの余地が大きかった。

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2013年 ○1着△3着
2012年 ◎1着▲3着
2011年 ◎1着×3着
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