天皇賞 秋 前哨戦のポイント

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○ 京都大賞典

例年前半1000mは60秒台で推移することが多く水準となるが、2016年は前半1000m62秒0と2011年以降最も遅いペース。その後も緩いラップでラスト4ハロンが11秒台で推移する流れに。

2着アドマイヤデウスも3番手を追走し、展開の恩恵を受ける形になったが、上積みの余地もある。春からの成長があれば。

3着ラブリーデイは休み明けながら出来はよかったが、やはり昨年ほどの勢いは感じられなかった。距離がやや長い点からも馬連の対象から外したが、次走天皇賞(秋)は距離短縮プラス。

○ 毎日王冠

ダイワメジャーがとばして先行した2007年や、サイレンススズカが逃げた1998年を除けば、良馬場で行われたレースでは、前半800mのペースが47秒台から46秒台近辺で推移することが多い。

2016年はやや重で前半800m48秒3というペースであったが、良馬場であれば47秒くらいになると考えられ、水準くらいのペースで推移。

過去のレースと比較すると、水準以上のメンバーが揃っていたが、出走馬のレベルが高く、能力が結果に反映されるレースになった。

勝ったルージュバックは道悪が懸念されたが、開幕週で上がりが33秒台とそれほど悪い馬場ではなく、馬場の悪化も問題なかった。

2着アンビシャスはレース後、調教師が「余裕残し」というコメントを残していた。ルージュバックの状態が確認できなかったため比較できず、何とも言えないが、次走では勝ち馬よりパフォーマンスを上げる可能性もある。

3着ヒストリカルは道悪を苦にしないため、印をまわすべきであった。

あるいは外枠に入るなどして脚を余していた2015年ステファノス、2012年エイシンフラッシュも次走天皇賞(秋)で結果を残している。

ステファノスは馬場状態や枠次第では天皇賞(秋)でも好走の可能性があり見限ることができない。

○ オールカマー

前半800mが47秒台とペースが上がった2010年を除けばペースが緩くなりやすく、前半800mは48秒台から49秒台で推移することが多い。

レース時計を見ると、2015年が最もレベルが高く、1着ショウナンパンドラは次々走でジャパンカップを制覇し、2着ヌーヴォレコルトもエリザベス女王杯、香港カップで2着と好走している。

やや離されていたが3着ミトラも金鯱賞を勝利している点からもレベルの高さが伺えた。

今年は前半800m47秒4と、例年よりも速いペースで推移したが、当日のダートが重馬場、芝も午前中はやや重で行われており、想定よりも回復が遅れていたこともあったため、レース時計は2分11秒9とそれほど目立たない時計となった。

時計のかかる馬場で、異例のペースにもなり、実績上位の馬が好調とまで言えなかったことから、レース時計はそこまでの数値ではなかった。

2着サトノノブレスも悪くない出来といったところであった。中山の外回りコースは合ったが、勝ち馬とは能力差があった。

○ 札幌記念

前半59秒9、後半61秒8と、後半の方が2秒近く時計の遅い流れとなったが、ペースが上がったというよりも、やや重で行われ、洋芝ということもあり、タフな馬場であったためと思われる。

2着モーリスは前走G1のレースの安田記念よりも出来はよく、鞍上の腕にくわえ、その点も気性的な難しさをみせなかった要因か。

次走以降の進路を決めあぐねているようだが、天皇賞(秋)ではしっかりと御すことができる騎手を確保できるかという問題もあるだろう。

○ 宝塚記念

近年の宝塚記念のレースの前半1000mの時計を見ると、2015年、2014年は62秒台とペースが落ち着いていたが、2013年は58秒5、2012年で58秒4、2011年では58秒7と、ペースが上がっていた。

今年は59秒1という時計であったが、2分12秒8という時計で決着。

人気を裏切ったアンビシャスは能力的な上積みは大きかったが、道中気負って走っており、今後もあまりあてにならない面はある。

サトノクラウンはスタート後から気負っており、向こう正面でも変わらない感じであったが、道中での精神的な消耗が激しかったよう。

ラブリーデイは条件がベストで崩れることはなかったが、この春は昨年ほどの勢いになく4着まで。

ステファノスは距離がネックとなりえたが、鞍上のレース後のコメントをみても、やはり1ハロン長かった。

サトノノブレスは外枠に入りロスのないレースができなかった点や、ペースが上がりながら4コーナーでポジションを上げる強引なレースが響いて崩れる結果に。

ヤマカツエースは数字を見る限り、まだ絞り切れていなかったが、道悪もよくなかった。

○ 安田記念

2016年は前半800mよりも後半800mの方が1秒も時計が速く、レース時計も1秒以上遅い結果に。

逃げ切ったロゴタイプを自信の穴馬に推奨したが、前走から状態を上げており、何よりスローペースと展開が大きな追い風となったことは言うまでもない。

1枠1番に入ったクラレントはスタートで騎手が腕を動かしていたが、前でレースができず、致命的な結果に。

安田記念の過去のレースをみると、2000年以降、全てのレースで17頭以上出走馬がおり、2016年の12頭という出走頭数はG1レースとしては異例で、エアジハードが勝利した1996年の14頭以来の少なさであった。

圧倒的人気を背負っていたモーリスであるが、その強さが出走馬の回避を招いて少頭数のレースとなり、それが影響してスローペースを誘発することとなった感がある。

ペースの緩みもあって気の悪さをもたげ、能力をフルに発揮できなかったことが敗因となったが、自身の強さが己の首を占める結果となったことは、まことに皮肉としか言いようがない。

能力を発揮できていても、このペースであれば差し切ることは難しかったと見る向きがあるかもしれないが、逃げたロゴタイプの上りが33秒9であるのに対し、2番手を追走したモーリスは34秒0と、ロゴタイプよりも後方からレースをしながら、モーリスの方が上りは遅かった。

その点から位置取りの差よりも、気性的な面が影響して能力を発揮できなかったことが直接的な敗因であったと判断することが出来る。

リアルスティールはより頭を持ち上げ、気の悪さをより露骨にみせていた。

状態がいまひとつで馬券の対象から外し、スムーズなレースであっても勝ち負けまでは厳しかったと感じるが、やはり精神面が影響して力を発揮出来なかったことが大敗の要因。

1600mよりもペースが落ち着く中距離以上のレースで結果を残しており、何より3000mの菊花賞でも2着と好走しているため、ペースが落ち着いたことが、掛かったことに影響したとは言えないだろう。

外枠に入り、強引に先行したことが招いた結果かもしれないが、やはり騎乗に問題があったとみるべき。

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